重量約1kg! 大磯の人気店『善磯食堂』の「アジフライ定食」が絶品すぎる
「ご飯はね、地元の農協に、朝ついたものを持ってきてもらうの。お米は湘南で作られている『はるみ』です。1日に2升釜で5回炊くんですよ」と話すのはホール担当の智子さん。それってどこの相撲部屋? でも美味しいのに納得。地元で育ったお米を、朝精米して、大量に炊いているからこその、このつや、香り、味! そして、アジフライに添えられているのは、新鮮な野菜とマカロニサラダ。「野菜は、近くの農家さんのモノもよく使っているんですよ」。ちなみに店頭では野菜の販売も行っており、「ブロッコリー」(1袋100円)や、「ネギの束」(300円)などが並んでいました。
「せっかくだから、並べて撮ってみる?」とご好意で、ご飯4種類を並べてもらいました。左から、「お茶碗」241g、「軽く」341g、「中盛り」485g、「大盛り」989g(器の重さを除く)。ご飯一合が大体300~350gなので、「軽く」でご飯1合ぐらいです。そして大盛りの場合2合超え、ということになります。 そして素朴な疑問。もしおかずを食べ切って、ご飯がいっぱい残ったら?「そうですね~、生卵100円とか納豆100円があるので、追加注文してもらえれば」と教えてくれました。 おかずとのバランスをしくじった場合でも、なんとかなりそうです。
そして、なぜこんなにご飯が大盛りになったのかを聞いてみると。「最初はそこまで大盛りじゃなかったんですよ。常連のお客さんから頼まれて、盛りが良くなったんです」。大盛りの店あるある、常連さんからのリクエストが始まりだそうです。 「近くに工事に来た人とか、少し離れたところにある病院に勤務している人とかが、よく食べに来てくれるんですよ」と智子さん。50年前、お店ができた時は駄菓子屋さんだったのですが、近くの新幹線工事関係者やトラックの運転手さんに、カップラーメンなどを販売しているうちに、定食屋さんに業態変更をしたそう。 開店当時から働くお母さんはこの春で86歳。今も現役で厨房に立っています。お母さんと2人の娘で営む、アットホームなお店です。