センバツ広陵・呉 選手紹介/18止 広陵・村上太朗内野手/呉・梅田利功外野手 /広島
<第91回選抜高校野球> ◇仲間の助言、送球改善 広陵・村上太朗(むらかみもとあき)内野手(2年) ベンチ入りを争う選手に対しても、良い動きをすると「ナイスプレー」と積極的に声をかける。「ライバルでも自然と声が出る」と笑う。中井哲之監督もその姿勢を評価しており、「部員からの信頼も厚い」と語る。 主に二塁手や遊撃手を務めるが、肩が弱く送球には自信がなかった。同学年の河野佳投手からもアドバイスを受け、リリースポイントを改善することで、送球が速くなった。「この調子で苦手意識を克服していきたい」 甲子園には「ベンチに入れなかった部員の思いを背負って臨みたい」と決意を語る。広島市立国泰寺中学出身。 ◇土壇場で見事同点打 呉・梅田利功(うめだりく)外野手(2年) 昨秋の中国大会準決勝の米子東戦。九回裏2死一、二塁から中前に同点打を放ち、一塁ベース上で思わずガッツポーズが出た。「3打席凡退が続いていたので、必死で球に食らいついた」と話す。 昨夏の練習試合でスライディングした際、左足じん帯を痛めた。秋季県大会には出場できなかったが、椅子に座ってバットを振るなど上半身強化は怠らなかった。 心掛けているのは、「ボール球には手を出さない」「とにかく元気を出す」こと。出塁すれば、常に盗塁を狙う。「甲子園でも決めたい」と思いをはせる。東広島市立志和中学出身。=おわり