エレベーター緊急停止時、「メールで連絡も可」に 横浜市内110台
横浜市道路局は6月17日から、緊急時に監視室と音声だけでなくメールで連絡が取れるエレベーターを市内110台に拡大した。 2015年9月から道路局管理のエレベーター14台で試行してきたこの取り組みでは、各エレベーターの内部にインターホンのほかに、メールアドレスが書かれた案内を掲示。そのメールアドレスにメールを送信すると、監視室と連絡が取れる。 2016年4月の「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」の施工に先立ち、健康福祉局が実施した「障害者差別に関する事例の募集」の中で、「エレベーターが停止した場合の連絡手段が電話のみである」との意見が聴覚障害のある人から寄せられたことを受けたものだ。 2016年5月には、横浜市聴覚障害者協会の協力で現場の検証も行った。今後も引き続き、対象範囲の拡大に務めるという。 (齊藤真菜)