かるたやこま回しを楽しむ 橋北公民館で新年恒例の正月遊び【長野県飯田市】
長野県飯田市橋北公民館は4日、正月遊びイベントを同館で開いた。小中学生15人が参加し、かるたやけん玉、こま回し、羽根つきなどを楽しんだ。 新年の始まりに正月遊びを通じて交流を深めてもらおう―と開く新年の恒例行事。子どもだけでなく、保護者も参加して一緒に楽しんだ。 参加者は二人一組で羽根つきをしたり、けん玉で技を競ったりと、やってみたい正月遊びに自由に挑戦。こま回しでは地域の大人からやり方を教えてもらい、上手に回ると歓声を上げていた。 かるたでは、飯田市出身の日本画家・菱田春草をモチーフにして2022年に完成した「春草かるた」を実施。3グループに分かれて円をつくり、真剣勝負で競った。 グループ内で最多の札を取った浜井場小学校3年の女子児童(9)は「かるたをやるのは久しぶりだったけど、たくさん取れてうれしかった」と喜んだ。 冬休みの宿題である書き初めに取り組む時間もあり、子どもたちは地域の書家の指導を受けながら課題字に挑戦。「つよい心」を書いた同校3年の男子児童(同)は「筆を立てて書くのが難しかった」と語った。 久米義輝公民館長(73)は「正月遊びをする家庭が減っている中、伝統的な正月遊びを楽しんでいる子どもたちの姿が見れてよかった」と話していた。