注目度急上昇のボーカル&ラップグループ・WOLF HOWL HARMONYの青春のすすめ「こんな歳だからとか言ってたら始まらない!」
新しさと懐かしさが交わる『Pink Flash Lights』
――リリースになったばかりの『Pink Flash Lights』についても、詳しくお聞きしたいな、と。推しポイントはどのあたりなりますか? GHEE 今回、『まさかBloom やっぱBloom 待って Fall in love』というパートを歌ったんですけど、ここを歌っているのを意外だって言っていただいて。確かによく考えたら、こういった部分をやることはあんまりなかったんですよね。 もともと自分の声にコンプレックスを持っていたり、嫌だった部分があったんです。よく言えば特徴的だけど、悪く言えば悪目立ちするときもあったりするような声質で……。でも、今回、初めてハマった部分だったので、注目して聴いてほしいです。 あと、『Pink Flash Lights』の中で雷に打たれた瞬間はどこかって言ったら、自分のラップを歌ってる部分なのかなって思うときがあって。自分が歌ったラップパートでは衝撃を感じてほしいので、聴きどころです。 HIROTO 2番のサビ前の「どう言葉にすればいい? 『好き』なんてたった2文字で 伝えきれない」ってあるんですけど、ここ音数が少なくなってる場所なんです。もともとJ-POPをよく聴いていたので、そういう言葉を立たせる歌い方は好きですし、歌ってきたっていうこともあります。キャッチーなリリックなので、雰囲気で聞かせるというより、しっかり言葉を立たせる歌い方を意識したので、ぜひ注目して聴いてもらいたい部分です。 SUZUKI やっぱり曲自体のフレッシュさや、青春感みたいなところは注目してほしいですね。あとは今までとはまたちょっと違ったテイストというか……トラックの疾走感だったりも今までにもあったような中でも少し違う音が入ってたりだとか、そういった新しさみたいなところにも注目してほしくて。リリックもドキドキわくわくするようなものになっていて、そういう恋をしているときのドキドキわくわく感みたいなのを味わってもらえれば。 その中で、僕が歌ってる一番のサビ前の「キミがくれたBitter Sweet Pain」というところから、サビまでにかけて、急に世界が変わるような印象にしたくて。一目ぼれをした瞬間に目がハートになるじゃないですけど、世界がバーッとピンクになって、フワァッとなっていくような感覚になってほしくて、ニュアンスも意識しながら歌っていますし、トラックもそういうイメージになっているんです。目を閉じて聴いてイメージを感じるのもいいかなと思うので、ぜひそういう楽しみ方もしていただきたいですね。 GHEE あと、服も結構、ヴィンテージのものを使っていて。僕たちより、世代が上の方も懐かしさを感じる部分があったり、サウンド感もそういう部分があったりするんです。下の世代の方には新しく感じるかもしれないですけど、上の世代の方はもしかしたら懐かしく感じるかもしれないサウンド感ですね。 青春って年齢は関係ないと思っているので、幅広い世代の方がどうやって聴くのかはすごく楽しみでもあるし、いろんな聴き方、感じ方をしてほしいなと思います。 RYOJI 僕はそのバランスがちょうどいいな、と思っていて。キラキラしているけど、その中にあるウルフらしさっていうのはそのヴィンテージ感なんですよね。今までも、『Frozen Butterfly』では90年代2000年代のボーイズグループっぽさもあるサウンドだったりとか、そういうちょっと、80’s、90’sさもあります。今回、リリックで言うと、『タイタニックみたいに』の部分ですね。年代的にあえてここをタイタニックにしているのもすごくウルフらしいな、と思います。 あとはGHEEちゃんが歌うラップのところもベースが、かなり踊るような、一気にガラッと変わるところがスパイスになっている部分です。キラキラした中にも、今まで培ってきたグループらしさというスタイルもありますし、しっかりサウンドや楽曲でもウルフらしさを伝えられる楽曲になっているな、と思います。