【立ち退きトラブルで】借主が大家の住宅に放火し全焼 「脅すつもりでやった」外壁に灯油まきライターで…自称アルバイト・高橋鳴美容疑者(54)歳を逮捕 埼玉・八潮市
埼玉県の住宅街で2024年11月、家が爆発音を立てながら燃え上がり全焼する一部始終がカメラに捉えられた。その後、1月9日に放火容疑で逮捕されたのは、54歳の自称アルバイトの男。全焼した住宅に住んでいた大家に立ち退きを迫られ、脅すために火をつけたことを認めている。 【画像】大家の家を全焼させた疑いで逮捕された自称アルバイトの高橋鳴美容疑者(54)
煙と炎に飲み込まれた家
埼玉・八潮市の住宅街で2024年11月に撮影されたのは、辺りに響き渡る大きな爆発音だった。一軒の住宅が真っ赤な炎と黒煙に包まれていた。 火事に居合わせた近隣住民は当時の様子について、「煙の匂いがすごくて、みるみる燃えていった。乾燥しているからかどんどん燃えていって…」と振り返る。 出火の原因は何だったのか。それには“立ち退きトラブル”が関係していた。
“立ち退きトラブル”渦中の住民を逮捕
埼玉・草加署で9日、チェック柄のシャツを着た男が警察車両に乗り込む姿があった。 この男は、2024年11月に住宅に火を放ち、全焼させた現住建造物放火の疑いで逮捕された、自称アルバイトの高橋鳴美容疑者(54)。 高橋容疑者は約50年前から、大家の家から180mほど離れた場所にある平屋建ての住宅を借りて生活をしていたという。 しかし、老朽化のため大家が住宅を取り壊そうと高橋容疑者に退去を求めたところ、頑なに退去を断り続けたことから、“立ち退きトラブル”へと発展していた。
「脅すつもりだった」立ち退き迫られ犯行
当時、高橋容疑者は自分の車を持っていながら、わざわざレンタカーを使って大家の家に向かい、外壁などに灯油をまき、ライターで火をつけたという。 この時、家の中には大家である50代男性、母親である70代女性、また40代妹と20代甥の4人がおり、そのうち3人は就寝中だった。幸いにも住人はすぐに避難したため、ケガはなかったという。 警察の調べに対し、高橋容疑者は「退去を求められており、脅すつもりでやった」と容疑を認めている。 (「イット!」 1月9日放送より)
イット!