【NFL】チーフス戦でのファンブルについて「自分の失敗から学ぶ」とレイブンズWRフラワーズ
現地28日(日)に敗れたAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームで、ボルティモア・レイブンズはカンザスシティ・チーフスに得点を10ポイントに抑えられたが、ゴール付近でターンオーバーを喫したプレーには、レイブンズが今季最低点に並ぶ得点でこの試合を終えずに済んだ可能性も、試合の結果自体を変えた可能性もある。 【動画】2023年カンファレンス:AFCチャンピオンシップを懸けてチーフスとレイブンズが対決
ワイドレシーバー(WR)ゼイ・フラワーズは得点が不足していた状態に終止符を打つべく、第4クオーター序盤にキャッチ・アンド・ランでエンドゾーンに到達しようとしたが、ボールの先がラインを越えようとしたそのとき、チーフスのコーナーバック(CB)ラジャリウス・スニードによってボールを弾き飛ばされてしまった。
レイブンズの新人WRフラワーズは当初、ラインを越えたと考えていたが、リプレーレビューによってファンブルが確認されている。チーフスはそれをレイブンズのエンドゾーンでリカバーしていた。
試合後、フラワーズは報道陣に対して「ああ、正直、やったと思った。でも、俺は自分の失敗から学ぶつもりだ」と話している。
スニードによる驚異的なプレーは、レイブンズから貴重な得点を奪っただけではなく、レシーブ5回、115ヤード、タッチダウン1回でチームをけん引したフラワーズの素晴らしいパフォーマンスを台無しにもした。
試合後、フラワーズはあのシナリオで言われていた通りのことを実行したと報道陣に明かしたレイブンズのヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーは、こうコメントしている。
「エンドゾーンに手を伸ばすときは両手を使うよう指導している。彼は両手でボールを持っていた」
このファンブルの後、サイドラインで明らかに苛立っている様子を見せていたフラワーズは、自分のヘルメットを投げつけ、その際に指に切り傷を負ったようだ。ここでタッチダウンを決められていれば、フラワーズは同じドライブの4プレー前に54ヤードのレシーブを決めた後に科されたトーンティングのペナルティを穴埋めできていただろう。レイブンズはフラワーズがパーソナルファウルを犯した後に再びレッドゾーンに戻ったものの、フラワーズはあと一歩のところでゼロからヒーローになることができなかった。