迎撃したロシアのミサイルは2割 ウクライナ、防空網導入の遅れ
【キーウ共同】ウクライナ空軍のイグナット報道官は21日、ロシアが昨年2月の侵攻後に発射した計7400発のミサイルのうち、迎撃できたのは1600発で、約2割にとどまったと明らかにした。ロイター通信が伝えた。撃墜が難しいロシアの極超音速ミサイルにも対応可能な地対空ミサイルシステム「パトリオット」など、欧米の防空システムの導入が遅れたことを理由に挙げた。 ロシア軍が最近になり多用しているイラン製無人機シャヘドについてイグナット氏は、3700機のうち8割弱の2900機を撃ち落としたとした。「10~15州が毎晩、シャヘドの撃墜に関与している」と述べた。