「手を洗うところだと…」オストメイト対応トイレを知ってますか?高速道路SAでの“発見”で話題に
内臓疾患により人工肛門や人工膀胱をもうけている、いわゆるオストメイトの人口は国内で20万人を超えると言われる。今、SNS上ではそんなオストメイトの人向けのトイレの存在が大きな注目を集めている。 【写真】えびふらいさんが見かけた「オストメイト対応トイレ」 きっかけになったのは 「三木SAのトイレ、手洗うところがトイレ仕様になってた🙂 こういうの初めて見た」と動画を紹介したえびふらいさん(@ebifly_IS300)の投稿。 オストメイト対応トイレは人工肛門に取り付けたパウチから便を排出できるようになった独特の形状。たまたま入ったサービスエリアのトイレでこれを見かけたえびふらいさんが動画を投稿したところ、SNSユーザー達から 「え...私も手洗いだと思ってた... それか清掃スタッフ用とか...」 「オストメイトだね 他の人も見たことない人いると思うから ポストして良かったと思うよ 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥だからね」 「こういうポストからオストメイトの認知が広まると良いなと思いました…^ ^」 など数々のコメントが寄せられたというわけだ。えびふらいさんに話を聞いた。 ーーこれがオストメイト対応トイレだと知ったご感想を。 えびふらい:普段、多目的トイレを利用することはなく、いつものように男子トイレに入り用を足そうと個室に入りました。目の前には手洗い場ですがトイレットペーパーやトイレットペーパーの上に便器の中を流す用のボタンが付いており、不思議な手洗い場だと思いました。人工肛門というものがあるのは知っていましたが、こういった専用のトイレがあるとは知らなかったです。 投稿して車を走らせて数時間後、駐車場で改めて投稿したものを見ると「オストメイトですよ」と教えてくださっているコメントや引用ポストが多数あり驚きました。 ーー投稿の反響への感想をお聞かせください。 えびふらい:「私も知らなかった」、「教えてくれてありがとう」と嬉しいコメントや引用ポストがされていて、投稿した私も嬉しかったです。「みんなに認知されて欲しい」、「こういう施設が増えて欲しい」と、誰もが過ごしやすい環境を整えて欲しいと願っている人もいるんだなと思いました。 ◇ ◇ 2006年に施行されたバリアフリー新法により、公共施設だけでなくデパートやショッピングモールにも設置が広がったオストメイト対応トイレ。今後のさらなる広まりに期待したい。 (よろず~ニュース特約・中将タカノリ)
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