センバツ中止 「夏へ気持ち切り替え」 明石商監督コメント /兵庫
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、第92回選抜高校野球大会の中止が11日に決まり、明石商が紫紺の大旗を初めて手にする機会は来年以降に持ち越しとなった。狭間善徳監督は明石市を通じてコメントを発表し、「中止は致し方ない。子供たちには、気持ちを切り替えて夏を目指すよう話をしていく」と気丈に前を向いた。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 明石商の楠田俊夫校長は「頑張ってきた生徒たちのことを思うと残念だが、やむを得ない判断」、明石市の泉房穂市長も「夏に向けて気持ちを切り替え、頑張ってほしい」とコメントした。 中森俊介投手(2年)の父で野球部保護者会長の博さん(41)=丹波篠山市=は「選手たちに何を言っても慰めにならず、今は見守るしかない。次につなげられるよう、しっかりケアしたい」と語った。 今大会の明石商は中森俊介投手と外野手の来田涼斗主将(2年)のプロ注目コンビを擁し、優勝候補の一角に挙げられていた。来田主将はセンバツ通算最多本塁打(4本)まで、あと2本に迫っていたが、記録達成は夢に終わった。【黒詰拓也、望月靖祥】 〔神戸版〕