鹿島が首位神戸に競り勝ち勝ち点で並ぶ 指揮官饒舌「本当によくやった。それ以外の言葉見つからない」
◆明治安田J1リーグ▽第15節 鹿島1―0神戸(19日・カシマスタジアム) 鹿島はDF濃野公人の今季4ゴール目を決勝点とし、神戸に1―0で勝利した。ホーム神戸戦は10戦勝ちなしが続いていたが、2012年以来の勝利をつかみ、負の歴史に終止符を打った。 * * * 序盤はカップ戦の決勝戦のような立ち上がりに。お互いにロングボールで牽制し合いながら、にらみ合う展開が続いた。強度自慢のイレブンがバチバチと戦い合い、0―0で前半を折り返した。 後半もスコアが動かない展開が続いたが、鹿島は後半30分にFWチャブリッチの投入でギアを上げた。すると同36分、名古新太郎が斜めの動きで右から左に走り込み、フリーでボールを受ける。シュートは相手GKに止められたが、こぼれ球を猛然とゴール前に突っ込んでいた濃野が流し込み、決勝点を挙げた。 これで神戸は勝ち点29のまま2位に後退。他会場で勝利した町田が同32で1位に浮上し、鹿島は神戸と勝ち点(29)で並ぶ3位となった。 ポポヴィッチ監督は「ハイレベルな戦いになることはわかっていたし、ミスした方が負けることもわかっていた。その中で我々はあれだけのインテンシティー(強度)を見せられた。我々の選手に対しては『本当によくやった』、それ以外の言葉が見つからないね」と饒舌だった。
報知新聞社