２番手で登板した西武・菅井信也（カメラ・池内　雅彦）

◆パ・リーグ　楽天２―１西武（３０日・楽天モバイル） 　西武の３年目左腕・菅井信也投手がプロ初ホールドを記録した。１―１の６回に登板。辰己、鈴木大を外野フライに打ち取ったものの、浅村に右前安打、岡島に四球を与えて１死一、二塁のピンチを招いたが、フランコを右飛に仕留めた。「１点も取られてはいけないと思って、あとの投手につなごうと思いました」と息をついた。 　６月に育成から支配下登録されて、６日のヤクルト戦（神宮）でプロ初登板初先発。５回２失点で初黒星を喫して２軍で調整していたが、故郷・山形での試合となった２８日の楽天戦（山形市）から１軍に昇格していた。本来は先発タイプだが、経験を積ませる意味もあり当面はブルペンで待機する方針。渡辺ＧＭ兼監督代行は「真っすぐはみな差し込まれるというか、球速以上に速さを感じると思う。変化球でカウントを取れるボール、勝負できるボールが増えていけば全然いけると思う」と評価した。 　菅井も今後の登板に向けて「本当にどういう場面でいくか分からないので、いつでもいける準備だけをして、投げる時は自分の持っている力を出せるように準備していきたいと思います」と誓いを立てた。