「ドライバーが右にも左にも曲がる」現象。ラウンド中に起きた際のもっともシンプルな対策は?【初心者を脱したゴルファーが『100』を切るためのレッスン】
具体的には「グリップのちょうど真ん中くらいを握ってみてください」と兼濱は続ける。 「すると、標準的な長さである45.5インチのドライバーなら、大体43.5インチのドライバー相当になります。数字で聞くと結構短くなっている感じがしますよね。でも一昔前って、43.5インチくらいの長さが標準でした。クラブの性能は日々進化していますが、長さという面においては昔の人たちのほうが簡単なクラブを使っていたんです。どうしてもドライバーが不安だったり、右にも左にも曲がるのであれば、まずはグリップの真ん中を握って短めにグリップしてみてください」 また、短く持ってグリップエンド側を余らせることで「カウンターバランスの効果が得られて、クラブを振りやすくなります」と兼濱。振りやすくなることで、スウィング自体が改善されたり、クラブの挙動を感じやすくなる可能性もあるという。 ただこれは兼濱が前述したようにあくまで「対処療法」。短く握ってクラブの挙動を減らすことで曲がり幅を狭め、致命的なミスにつながらないようにしているだけで、右にも左にも曲がる原因の根本は解決できていないし、短く持つぶん飛距離をロスすることにもなることは覚えておきたい。 協力/学芸大ゴルフスタジオ
みんなのゴルフダイジェスト編集部