【FC東京】福岡の守備崩しきれず5試合ぶり敗戦 MF松木玖生は存在感見せるもゴール遠く…
◇30日 J1第20節 FC東京0―1福岡(味の素スタジアム) FC東京はパリ五輪本大会メンバー発表前最後の試合で、MF松木玖生がトップ下で存在感を放したが、福岡の手堅い守備を崩しきれず5試合ぶりの敗戦を喫した。 「連戦の中で、誰が出ても同じサッカーをしないといけない。気合を入れてやっていきたい」 そう口にしてきた通り背番号7は開始から闘志むき出しのプレーでチームをけん引した。前半18分、FWディエゴオリベイラの落としたボールを左足で振り抜く。シュートはゴール右にそれたものの、序盤から積極的な姿勢をみせた。 「後ろに任せるところは任せて、攻撃的なポジションで出場しているので、攻撃をいかに活性化できるかを考えたい」。こう話すように、前線を動き回り、高い位置で攻撃の起点になり続けた。また、守備でも前線から積極的にプレスを仕掛け攻守で躍動し続けた。 しかし、直近5戦負けなしの福岡の守備は堅く1点が遠かった。逆に、後半21分に福岡のMF重見に先制を許す苦しい展開となった。1点を追いかける同39分には松木が獲得した直接FKを途中出場のFWの荒木が右足でゴールを狙った。枠内に入っていたが、相手GKにかきだされた。最後まで必死にボール追い続けたが、試合終了の笛は鳴った。松木は手痛い敗戦に唇をかんだ。
中日スポーツ