大の里、大関仕様の稽古で攻め磨く「目的意識を持ってやっていきたい」照ノ富士の助言で右おっつけも試行
大相撲の新大関大の里(24)=二所ノ関=が10日、愛知県東海市での秋巡業に参加し、相手を指名できる大関仕様の稽古で進化を誓った。秋場所の2度目の優勝を支えた左からのおっつけのように、攻めの引き出しを増やしていく。 「ある程度、自分のペースでいろいろな相手とやれるのはいいこと。本場所で結果を出せるように、目的意識を持ってやっていきたい」
同じ力士とじっくり番数を重ねるもよし、数番ごとの取っ換え引っ換えもOK。相手の対策を上回るため、大関特権をフル活用する。秋巡業に入って、横綱照ノ富士から右からの攻めの助言をもらって、右おっつけも試している。 この日は、四股やぶつかり稽古の胸出しで調整して「けがをしないのが何より大事。メリハリをつけてやっていく」。稽古後はファンに囲まれ、10分近くサイン会。注目と期待も力に、九州場所へ向かう。
中日スポーツ