写真：クラウド Watch

　株式会社オデッセイは18日、SAPのクラウド人事ソリューション「SAP SuccessFactors」の利用中に発生する、設定や操作に関する質問に自動回答するAIチャットボット「Metis AI（メティサイ）」を生成AI化し、新たに提供を開始した。 　オデッセイが2021年6月にリリースした「MetisAI」は、SAP SuccessFactorsユーザーが抱える日常的な操作や設定に関する質問に、24時間365日即時で対応可能なAIチャットボット。オデッセイが培ってきたSAP SuccessFactorsの導入・保守実績に基づき、35種類・1300ページ以上に及ぶ設定・操作マニュアルや問い合わせデータをAIが学習し、的確に回答することで、SAP SuccessFactors運用担当者の業務効率向上に貢献してきた。 　今回、MetisAIに最新の生成AI「ChatGPT-4o」を搭載することで、さらに高い質問対応力を実現した。これにより、質問の文脈を理解し、関連する参照資料を要約して表示する機能が強化され、より迅速かつ的確な回答が可能となった。 　ChatGPT-4oに対応したMetisAIは、SAP SuccessFactorsの導入や運用保守業務をサポートする。MetisAIで問題が解決できれば、保守契約時間を消費しないため、保守料の削減につながるとともに、課題の早期解決、マニュアルを調べる手間の軽減、導入工数の軽減といったシーンで役立つ。 　オデッセイでは、このアップデートにより、顧客は今まで以上に効率的で質の高いサポートを受けられると説明。また、個社別の運用・環境に関する高度な問い合わせに関しては、これまで通りオデッセイのコンサルタントが直接対応し、質の高い運用サポートを提供していくとしている。