【桂川有人の欧州ツアー挑戦記 #10】シーズンも終盤。最終戦のドバイを目標に、目の前の2試合を最後まで頑張りたいです!
アイルランドではご飯も日本選手と一緒に行くことが多かったです。ゴルフ場の近くの小さな町にご飯を食べるお店がたくさんあったので。川村昌弘さんとも地元で人気の現地グルメ、シーフードチャウダーを食べに行き、そのほかはフィッシュ&チップス、ピザなどを食べて(笑)。すごく美味しかったです。やっぱり魚が食べられるといいですね。お昼のプレーヤーズラウンジでは、相変わらずパスタ中心ですけど。ふふふ。イギリスではオフィシャルホテルの周りに何もなかったから、またウーバーなどを使いました。スペインはマドリッド近郊のコースでしたけど、パエリアを食べましたよ。一人で(笑)。イカ墨のパエリアにしましたけど、すごく美味しかったです。 実は先週のスペインが終わっていったん帰国しようと思っていたんですけど、予定を変更しヨーロッパに残ってフランスオープンとアンダルシアマスターズに出場する予定です。次戦は来週開催のフランスオープンで、少し早めに入るつもりにしています。松山(英樹)さんが銅メダルを取ったパリオリンピック開催のコースで、昨年久常が優勝したコース。楽しみです。そのル・ゴルフ・ナショナルも難しいというか、ティーショットがすごく大事なので、何とかよくなるように調整しています。
それにしても(星野)陸也さんは毎試合きちんと予選を通って上位に行かれるので本当にすごい。PGAツアーにも行けそうですよね。でも僕はそんなに焦ってはいないんです。もちろんPGAツアーには上がりたいし、そういう強い気持ちも大事ですけど、それが焦りになってもいけないのでバランスを保つようにはしています。悪いときって絶対にある。そういうときには逆に開き直って。そのメンタルコントロールが大事です。とにかく今の目標は、DPワールドツアーの最終戦であるドバイに行くこと。この目標設定にしたので今の自分の状態でも意外に楽しめるんです。 久常も、2週連続で1打足りず予選落ちたあとにフランスオープンで優勝したと言っていました。そういうパターンもあると思うので、今の自分のゴルフと向き合って、自分の満足できるゴルフができれば自然といい成績に近づくのかなと。そこに集中したい。とりあえず目の前の2試合。最後まで頑張りたいです! 写真/桂川有人
週刊GDツアー担当