チームの最重要プレイヤーと言っても大袈裟ではない

アーセナルでプレイするハフェルツ photo/Getty Images

ミケル・アルテタ体制のアーセナルにおいて、最前線で不動の存在となったのがカイ・ハフェルツだ。チェルシーから加入した当初は中盤で起用されることも多かったが、今では前線でその才能を存分に発揮している。 今季もパフォーマンスは安定感抜群で、英『The Guardian』は全ての能力が高いと絶賛する。 ハフェルツは高いテクニックを誇るエレガントな選手と捉えられがちだが、空中戦でも戦えるファイターな一面も持っている。数字で見ても、空中戦勝利数はかなり印象的だ。 今季ここまでハフェルツは28回の空中戦勝利数を記録しており、これはリーグ全体で見てもハフェルツより上はリヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイク（30回）、エヴァートンFWドミニク・カルバート・ルーウィン(35回）の2人のみ。 さらにFWながら、クリア回数はチーム3位となる14回を記録。センターバックのガブリエウ・マガリャンイス（27回）、ウィリアム・サリバ（23回）に次ぐ数字で、攻守両面で貢献しているのが分かる。セットプレイの守備面でもハフェルツの高さは強力な武器となるのだ。 また、ファウル回数は12回でチームトップだ。守備にも走っているからこその数字で、同メディアも「ここまでハフェルツはリーグ戦で4ゴールを記録しており、今のペースならば昨季の13ゴールを楽に超えてくるだろう。しかし、彼のパフォーマンスは得点数だけでは判断できないのだ」とトータルでの貢献度を高く評価する。 アーセナルでパーフェクトなアタッカーへ成長したハフェルツは、キャリアで最も良い時間を過ごしていると言ってもいい。クラブが悲願とするプレミアリーグ制覇へ最重要選手と言っても大袈裟ではないだろう。