流通経済大学、2週間前から成長した姿を見せたい早稲田大学戦。ラグビー関東大学春季交流大会
前節後、「(シーズンが始まって)2ヶ月は土台となるフィジカル、フィットネスをやってきた。組織ディフェンスはほとんどやっていないが、ボールを動かしてアタックしていく可能性は見えた」と池監督が話していた。
その言葉通り、流通経済大学はどこからでもボールを動かすアタックには自信を持っているだけに、春季大会2戦目はディフェンスでどこまで粘れるかが焦点となろう。
一方、昨季は大学選手権準々決勝で敗退した早稲田大学。5月5日には佐賀での招待試合で、ライバルの慶應義塾大学と戦い、52-27で制した。
大田尾竜彦監督は、その「早慶戦」から2トライを挙げたWTB高柳壮史(3年)をメンバー外、PR山口湧太郎(3年☆)を先発に上げた以外の13人は変更せず、「JAPAN TALENT SQUAD」に選ばれたキャプテンHO佐藤健次(4年☆)と、FB矢崎由高(2年☆)ら主力が先発した。なお、桐蔭学園出身選手(☆印)が6人メンバー入りした。
FWは上記の選手以外、PR亀山昇太郎(4年)、LOは西浦剛臣(4年)と昨季のU20日本代表の栗田文介(3年)の2人、FLは田中勇成、粟飯原謙(☆)の3年生の2人、NO8には高校日本代表でキャプテンを務めた、1年の城央祐(☆)が入った。
BKはSH宮尾昌典、SO吉岡麟太朗の4年生ハーフ団、CTB(センター)は黒川和音と福島秀法の3年生コンビ、WTBには鈴木寛大(2年)と、ベンチから上がったWTB杉野駿太が入った。
控えにはHO安恒直人(4年)、PR杉本安伊朗(2年)、新井瑛大(2年)、LO鈴木風詩(4年)、FL中島潤一郎(3年☆)、SH糸瀬真周(3年)、CTB野中健吾(3年)、WTB三浦哲(4年)、FL萩原武大(3年)、CTB金子礼人(3年)、CTB池本晴人(2年)が入った。
今季、スローガンを「BEAT UP」と掲げて、1月9日から練習を開始した早稲田大学は、スキルやフィットネス、スキル練習、スクラム練習に重きを置いており、3月末から本格的なラグビー練習を始めたという。セットプレーからBKにいいボールを供給してペースを握りたい。