埴生潮干狩り大会に3000人 家族連れら夢中でアサリ探し【山陽小野田】
第11回埴生潮干狩り大会が5日、埴生漁港そばの海岸で開かれた。市内外から家族連れを中心に3000人(主催者発表)が参加し、遠浅の砂浜でアサリ探しに夢中になった。同実行委員会(委員長・豊田弘光山陽商工会議所会頭)主催、市、山陽小野田観光協会、県漁協埴生支店、同商議所後援。 同海岸は、30年ほど前まで多くの人でにぎわうほどアサリがよく取れていたが、環境の変化や周辺の埋め立てによる影響で見られなくなったという。同大会は、にぎわいの再創出を目指し、家族向けの体験型観光として2011年から実施している。 今年は約5000平方㍍の砂浜に、市内で調達したアサリ1・2㌧を放した。参加者たちは海水が足の甲まで引いた砂浜の感触を楽しみながら、当たりを付けてスコップや熊手で砂を掘った。4~5㌢ほどの深さで見つけると、海水で軽く洗ってバケツの中に集めていった。 県外の友人家族を含む2家族7人で訪れた丸本泰孝君(神原小3年)は「潮干狩りは初めて。15個以上は探したい」と張り切っていた。 県漁協埴生支店女性部が炊き込みご飯、うどんなどを販売する青空レストランも盛況だった。