巨人・萩尾匡也、プロ初の三塁打で中日・涌井に今季初失点「いい結果になってよかったです」
(セ・リーグ、巨人-中日、5回戦、24日、東京D)右中間への痛烈な当たりだった。0―2の二回1死一塁。巨人・萩尾匡也外野手(23)がプロ初となる三塁打を放って一塁走者を生還させ、塁上で右手を高く突き上げた。 【写真】春季キャンプで松井秀喜臨時コーチの指導を受ける萩尾匡也 「リードされていたので、次の打者にいい状況でつなぐ気持ちでいきました。いい結果になってよかったです」 中日の先発、涌井は試合前の時点で3試合に先発して17回⅓を投げて無失点と好投を続けていた。4球団を渡り歩き、プロ20年目の経験豊富なベテラン右腕に今季初失点をつけた。 三塁走者の萩尾は7番・岸田の右翼への飛球でタッチアップ。同点のホームを踏みベンチへ戻ると、出迎えたナインと満面の笑みでハイタッチを交わした。前日23日の中日戦(ひたちなか)では四回に貴重な追加点となる左前適時打を放っており、連日バットでチームに勢いをもたらした。 慶大からドラフト2位で入団して2年目。今季は開幕1軍をつかみ、先発とベンチスタートを繰り返しながらも「任されたところを全力でやることしか考えていない」と奮闘中。好きな言葉は『笑門来福』。常に笑顔を絶やさない若きムードメーカーが、流れを引き寄せた。(原田優介)