Jun. K(From 2PM)の音楽道! 『THE BEST』から2PM曲まで、Jun. Kと古家正亨が音楽を語りあう
2015年に作詞作曲した2PMの「My House(우리집/ウリチブ)」が2020年にTikTokで世界的に大バズリしてヒットチャートを逆走し、リバイバルヒット。人気動画コンテンツ「THE FIRST TAKE」でも、その独自の歌声からJun. Kワールドに引き込まれた人々のコメントが続く。シンガーとしても高く評価され、その世界観を作り上げるコンポーザーとしても大活躍。そして、ライブなどでその魅力が発揮されるユーモア溢れるキャラクターを持つ、Jun. K(from 2PM)。 【写真】Jun. Kさんの写真をもっと見る この冬、12月13日に自身初のベストアルバム『THE BEST』をリリース。これを記念し、ラジオDJ&イベントMCとして人気の古家正亨さんをゲストに迎えて、Jun. Kさんの音楽を掘り下げる対談をお届けします。2011年の2PM日本デビュー時からのお付き合いという2人だからこそ話せる、読み応えたっぷりなトークをご堪能ください。
音楽で最も重要なのは「テーマをどのように込めるか」
古家正亨 『THE BEST』には、Jun. Kさんがこれまで日本で発表してきた曲が時系列順に収められていますよね。歴史的な記録とも言えますし、1本の映画を見ているような感覚も覚えました。 Jun. K ありがとうございます。僕としては絶対に新曲を入れたいと思い、新曲「Command C+Me」を加えた構成になりました。2PMとしてデビューして15年、そしてソロとしては9年経っているけれど、通して聴いてみると、いまだに変わらない僕の独創的な要素や、情熱と意欲を感じましたね。 古家 ヒップホップに始まり、ソウル、ネオソウル……ジャンルもさまざまですが、歳を重ねるにつれて、関心を持つ音楽のスタイルが変化していったのですか? Jun. K いえ、実は変わっていないんです。自分の音楽で最も重要な部分は、スタイルというよりは、「テーマをどのように込めるか」だと思っています。歌詞で表現しきれなければ、ビジュアルなどでも表現できるよう力を尽くします。今は音楽だけで説明しきれる時代ではないと思っていて。「人々の感情に訴えかける」ということをずっと考えていますね。 古家 なるほど。では新曲の「Command C+Me」は、どんな流れで制作したんですか? Jun. K 今年の頭にこの曲が完成した際、僕は正直「難解な曲だな」と思いました。もちろん難解なものには解釈する楽しみも込められているので、必ずしも否定的な意味ではないんです。私たちが生きているこの世界には、多くの模倣や複製が存在しますよね。PC上では「command+C」で簡単にコピーできるけれど、安易に行うのは恐ろしいですよね。そんな今、社会に起きている現象を表現しました。それと英語の音をあてて「come and see me」として、「みんな、僕を見に来てくれるよね」と別の意味を持たせました。 古家 深いですね。確かに、僕も最初に聴いた時は、ストレートに理解できなかったんです。でも聴くたびに、曲の雰囲気と歌詞の世界観が溶け合っていくのを感じて。聴けば聴くほど味が感じられる。そんな曲で感動しました。 Jun. K (笑顔で)ありがとうございます。 古家 キャリアを積んできた今だからこそ、こういう曲が作れたんじゃないですか? Jun. K そう思います。気軽に描けるテーマではないので。時間を重ねてきた今だからこそ作れましたね。 古家 コロナ禍の期間はなかなか思うように動けないこともあったと思いますが、制作活動に何か影響はありましたか? Jun. K ライブができなくなって、アルバムも出せなくなり、曲を作るモチベーションを見出すことが難しかったですね。曲を作る仲間と直接会うことも難しかったですし。普段は1人でメロディと歌詞を書くので、1人で作業するのが気楽ではあるんです。でも編曲の方向性を決めるときは、対面で会うことでインスピレーションを得たり、エネルギーを受け取れたりしますから。ボイスメモを送って意見を交わすことはあっても、寂しい時間でした。
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