【写真：Getty Images】

　ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、開幕直後から水原一平氏の違法賭博スキャンダルに巻き込まれていた。多くの注目を集めた水原氏のスキャンダルだが、水原氏は罪を認め、刑を軽くする交渉に進むようだ。米メディア『BBC』のヤロスラフ・ルキフ記者が言及した。 【写真】日本人メジャーリーガー、歴代最高年俸ランキング 　水原氏は、大谷の銀行口座から1700万ドル（約26.3億円）を不正に送金した容疑に対して、有罪を認めることで合意した。検察当局によれば、水原氏は大谷の金を自分の借金の返済に充てたという。また、今年1月から3月にかけて、水原氏は大谷の口座から窃盗した金で32万5000ドル（約5000万円）の野球カードも購入したとされる。 　大谷は今季、ドジャースと10年7億ドル（約1085億円）という史上最高額の契約を結び、スポーツ界の顔となったばかりだった。大谷は水原氏の違法賭博関与が発覚した直後には「悲しく、ショックを受けている」と語っていた。 　水原氏の処罰についてルキフ氏は「銀行詐欺罪は30年以下の懲役、虚偽申告罪は3年以下の懲役となる。取引によると、検察は水原氏の嘆願と引き換えに減刑を勧告する。水原氏は今後数週間のうちに嘆願書を提出する予定である」と言及した。