GENERATIONSの中務裕太が学長のEXPG高等学院が洗足音大と連携協定「『混ぜるな!危険!』を生み出していけたら」
ダンス&ボーカルグループ、GENERATIONSのパフォーマーである中務裕太が学長を務める「EXPG高等学院」と、学校法人洗足学園音楽大学が連携協定することになり、9月18日、神奈川県川崎市内の同校で調印式を行った。中務は緊張の面持ちで協定書にサインをすると、洗足学園音楽大学の前田雄二郎学長と笑顔で写真撮影に応じた。 調印式の後に行われた、中務裕太によるワークショップの様子 連携協定は、「ダンスに特化したEXPG高等学院で高い技術力を培った生徒たちが、洗足学園音楽大学の多様なコースで成長し、人や音楽とのふれあいを通じて技術に磨きをかけるとともに、就職支援を活用しながら将来につなげていきたいという双方の想いが一致」し、実現したという。具体的な取り組みやスケジュールについては、今後、決めていくという。 前田学長は「EXPG高等学院はダンス、洗足学園は音楽を得意としています。両校の強みを生かして変化していく社会において新しい音楽表現を見つけられることができるのではないか」と期待を寄せると、欧米の音楽機関におけるダンスと音楽の関係について触れ、「日本では残念ながらダンスと音楽は別れてしまっている」。同校はバレエとダンスコースを設置していることから「日本ならでは新たなあり方というのを模索しているところ。両校が親交を深めることで学生生徒が交流を深め成長し、さらに発展していけることを強く願っております」とした。 一方、中務は「洗足学園さんは音楽に精通した学校。クラシックとダンスの融合だったり、EXPG高等学院だけではできないものを洗足学園皆さんと一緒に実現させていきたい。いい意味での『混ぜるな!危険!』みたいなのを生み出していけたらっていうのが、今後の展望としてあります」 また「ダンスと音楽がうまく結びついていない子たちが多い」と共感し、「提携させていただいて、音楽とダンスをうまく結びつけられる子たちが一人でも多く生まれると、ダンスの深みが出て、それが出ることでより音楽を知ることもできます。化学反応が楽しみ。音楽とダンスというものを強く結びつける何かを見つけていってほしい」とした。 中務は、今年4月に、前学長のEXILE TETSUYAから学長を引き継いだ。中務は「今朝、 TETSUYAさんと別の打ち合わせでお会いしたんですが、頼んだって言われて、より緊張していました。(EXPG高等学院の)代表として来させていただいたので、しっかり胸張って、学長としてできることをは全うしたいなと思った」と話したが、「緊張感はライブの100億倍。言いたいことは全部忘れちゃった(笑)。こんな緊張感を経験できるのなかなかないと思うので、すごく貴重な経験させていただいたと思います」と再度胸を張った。 学長就任にあたり、すべての生徒と面談をすることを公約に掲げた。現時点で、大阪、福岡、名古屋は終了し、残すは東京校のみだという。 「外部のイベントに出たいという意見がすごく多かった。今回(洗足学園と)提携させていただいたんで、コラボイベントを開催したり、それこそ音楽とダンスの融合でいろいろできたら。EXPG高等学校の子たちもすごく刺激になりますし、より自分の夢が広がると思う。みんなの夢を広げていける環境作りをよりやっていきたい」と意気込んでいた。 この日はまた、同校でダンスを学ぶ学生たちに、中務がGENERATIONSの楽曲「Diamonds」を題材にワークショップを行った。 EXPG高等学院は2020年に開校した本格的にダンスを学びながら高校卒業資格を取得できる新しいスタイルの学校で、東京、名古屋、大阪、福岡校がある。初代の学長はEXILE TETSUYAで、2024年度から中務が学長に就任した。