パプア地滑り、生き埋め2000人以上 被災地の空撮映像
(c)AFPBB News
【5月28日 AFP】南太平洋パプアニューギニアで24日に起きた大規模な地滑りについて、同国は27日、2000人以上が生き埋めになったと国連(UN)に報告した。AFPが報告書のコピーを入手し確認した。 地滑りは24日未明、中部エンガ(Enga)州の山間部で発生。崩落したムンガロ山(Mount Mungalo)のがれきによって多くの家屋が埋まり、睡眠中だった住民が多数巻き込まれた。 災害対策当局は「建物や畑が甚大な被害を受け、国の経済的生命線に大きな影響が出ている」と報告。ポルゲラ鉱山(Porgera Mine)への幹線道路も、完全に遮断されているとした。 また「地盤は今も少しずつ動いており、救助隊にも生存者にも危険な状態」が続いている。 災害当局は、地滑りの規模が大きく、軍、政府、救急隊など「全関係各局による協調的な緊急対応」が必要だと述べた。また国連に対し、国際的な支援を求めた。(c)AFPBB News