安楽智大選手の「ハラスメント問題」で早まりそうな、三木谷浩史会長が「楽天球団を手放す日」
プロ野球『東北楽天ゴールデンイーグルス』の主力投手である安楽智大選手が、複数の若手選手へ“ハラスメント行為”をしていたと報じられ、波紋を広げている。 〈カメムシ食え!〉…下半身露出のパワハラ疑惑で退団危機!楽天・安楽「主将時代の壮絶イジメ」の中身 「ロッカールームで倒立させられ身動きがとれない状態で下半身を露出させられて、さらに陰部に靴下をかぶせて笑いものにされたなどと訴える選手もいる。ほかにも同じような被害にあった選手がいるようです。 ロッカールームということで他の選手も居合わせており、田中将大さんも現場で笑っていたとの証言も。周囲が注意しても聞かなかったという報道もありますね……」(スポーツ紙記者) 森井誠之球団社長は被害報告があることを認めたうえで、安楽本人や選手へヒアリングを行う。また、納会など球団行事は軒並み中止予定だ。 「ネット上などでは記念撮影で後輩選手を後ろから蹴り上げ笑いものにする動画が拡散するなど、騒動は拡大するばかり。ある選手からは、“罰金”と称してお金を巻き上げられたとの告白があったことを一部スポーツ紙が報じています。 事の重大さに球団は安楽選手を自宅待機に。契約更改を無期限延期にしており、最悪の場合はこのまま“クビ”になることも考えられます」(スポーツライター) そんな中、沈黙を守っているのが、楽天グループの“総帥”である三木谷浩史会長だ。 「今のところ、三木谷会長は安楽の処分については、球団に一任しているとのこと。ですが、オーナーの意向が強い楽天としては、かなり珍しいことですね…」(球界関係者) 楽天といえば、サッカーJリーグ『ヴィッセル神戸』のオーナーでもある。25日にはJ1初優勝の栄冠を手にしており、まさに安楽の問題はそれに水を差した形だ。 「野球とサッカーの違いがあるとはいえ、オーナーの三木谷会長にとってはまさに、最悪のタイミングで顔にドロを塗られた格好。しかも、安楽だけでなく、他の選手の名前もハラスメントで取りざたされており、球団そのもののコンプライアンス意識が問題視されていますからね。内心穏やかでないのは間違いないでしょう」(スポーツ紙記者) オーナー就任当初は、当日の先発オーダーにまで口をはさんでいたと噂されるほど、野球に前のめりだった三木谷会長。だが、その情熱は下降線をたどる一方で、今回の“ハラスメント問題”が、追い打ちをかけそうだ。そこでクローズアップされているのが、楽天球団の“身売り”話だ。 「実は楽天グループは傘下の楽天モバイルの赤字が、かなり重石になっているんです。今年2月に発表した’22年12月期連結決算は、最終利益が3728億円の上場以来の過去最大の赤字となりました。また、12月期第3四半期決算でも営業損益は1796億円と、依然赤字が続いています。 コロナ禍で無観客試合が続いているとき、選手の年俸引き下げに三木谷会長は積極的でした。近年は資金をつぎ込む情熱は野球からサッカーに移っているといわれており、安楽選手の対応を球団に一任したのがいい例でしょう。今回の問題発覚を機に、球団“身売り”に傾く可能性は十分にあるでしょうね」(同・スポーツ紙記者) 今年6月には、プロ野球参入で因縁のある“ホリエモン”こと実業家の堀江貴文氏が自身のYouTube番組で、楽天“身売り”の話題について言及。グループの財務状況を絡め、 「サッカーと野球も大した値段にならないと思います。だって焼け石に水でしょう。せいぜい野球とサッカーを合わせて200億(円)とか。200億では1ヵ月も持たないですよ」 と分析していたが……。 東北唯一のプロ野球チームである東北楽天ゴールデンイーグルス。来季には創立20年を迎えるが、大きな岐路に立たされていることは間違いなさそうだ――。
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