【老齢年金】厚生年金・国民年金でおさえておきたい3つの「盲点」とは?
【老齢年金】厚生年金・国民年金の受給額はいくら?
厚生労働省年金局の「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金と厚生年金それぞれの平均受給額は、下記のとおりです。 【国民年金】 ・男女全体平均月額:5万6316円 ・男性平均月額:5万8798円 ・女性平均月額:5万4426円 【厚生年金(国民年金を含む)】 ・男女全体平均月額:14万3973円 ・男性平均月額:16万3875円 ・女性平均月額:10万4878円 国民年金と厚生年金では受給額が大きく異なります。 国民年金は20歳~60歳未満の日本に住む全ての人が原則として加入する年金です。 会社員や公務員などの一定の要件を満たす人は、国民年金に上乗せする形で厚生年金にも加入します。 現役時代に厚生年金に加入していた人は、老後に受給する年金は「国民年金+厚生年金」となるため、国民年金のみを受給する人より受給額が多い傾向にあります。 ご自身の現役時代の過ごし方により、老後に受給する年金額が異なりますので、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で将来受給できる年金見込額を確認してみてください。
まとめにかえて
今回は年金の「盲点」について確認してきました。 実際の受給額と手取り額には大きな差が見られます。年金だけでは不安、という方は今からプラスアルファの資金準備を考えてみましょう。 資産運用の手段もたくさんあふれる現代、まずは自分に合った方法がないか情報収集してみることからスタートしてみましょう。 「手遅れ」となることがないよう、時間を味方に備えを作ってみませんか?
参考資料
・厚生労働省「保険料(税)の特別徴収」 ・厚生労働省「介護保険制度の概要」 ・内閣府「介護給付と保険料の推移」 ・厚生労働省「高齢期における年金制度」2023年10月24日 ・豊中市「公的年金からの特別徴収額が10月から急に高くなったのはなぜですか」 ・厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
笹村 夏来