野口良太さん(房南中2年)が英検準1級に合格 館山(千葉県)
館山市の房南中学校2年の野口良太さんが「実用英語技能検定(英検)」の準1級に合格した。市教育委員会を訪れ合格を報告し、喜びや英語を生かした将来について語った。 日本英語検定協会が主催する国内最大級の英語資格試験。中学初級程度の5級から大学上級程度の1級までの7段階がある。準1級は大学中級程度を目安としており、英語を「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能の総合力が「社会生活で求められる英語を十分に理解し、使用することができる」レベルとし、実際に使える英語力の証明として位置付けられている。 野口さんは、3歳から市内の英会話教室に通い始め、児童向けのリスニングテスト「英検ジュニア」の受験を足がかりに英検に挑戦していった。「英語の勉強をするのが楽しく、合格を重ねるごとに自信につながった」と、小学5年で高校卒業程度の2級まで合格。昨年11月に初めて準1級に挑み、1度は不合格となったが今年1月の再挑戦で合格をつかんだ。 市役所を訪れ、石井浩己教育長に合格を報告した野口さん。石井教育長から「好きな英語を生かして、今後やりたいことは何ですか」と尋ねられると、「現在、外国から来た人に英語を使って日本語を教えるというボランティアをしている。最近は日本語が分からない外国の人が、災害時に困っているとよく聞くので、そういった場面で貢献できたらいいなと思っています」などと、将来への思いを語った。