「子どもの言葉遣いが乱暴に…」現役保育士に聞いた“園トラブル”の対処法
保育園入園、それはつまり、育児と仕事に追われる日々のスタート。「“保育園の洗礼”って何?」「保育園のいきしぶりどうしたらいい?」「お友達とのトラブル、親はどうするべき?」……そんな不安を感じるパパママに贈る、『保育園一年生』。6人の保育の専門家たちと60人の先輩パパママたちの知識や情報、ハックなどをまとめた“秘伝の書”から、育児と仕事を両立させるコツを一部をご紹介します。 4人に1人は「園でのトラブル」経験者。「ケガ」の被害者・加害者になったら…どうする?
質問:増えるお友達とのトラブル。親も手助けしたほうがいい?
この質問に答えてくれるのは…… 現役保育士・てぃ先生。 回答:園で起きたことは親御さんがジャッジしないように お子さんが園でケンカをしたり、意地悪されたりして傷ついている様子が見られたら、「それは嫌だったね」「悲しい気持ちになったよね」など、まずは子どもの気持ちを受け入れて、 寄り添ってあげてください。 どういう状況だったのかなど、子どもから話を聞いた際に、絶対にやってはいけないのは、親がケンカの内容をジャッジすること。お子さんに傷ができてしまっていたり悲しい顔をしていたら、パパやママが不安になる気持ちは痛いほどわかります。でも、園での様子をパパやママは見ていないのですから、子どもの説明だけで、「○○くんひどいね」「△△ちゃんは悪くないよ」などとジャッジするのは危険です。
というのも、これは本当によくある事例で、「うちの子が○○くんにひっかかれた」と 被害者の立場で腹を立てていても、実は自分の子が先に手を出していたとか、その前にしつこく追いかけ回していたとか、原因がわが子にあるケースも少なくないのです。 なるとあとで気まずい思いをしかねないので、保育士に詳しく内容を聞きたいときは、「うちの子がこう言っているのですが、先生、どういう状況だったか知っていますか?」 などと、まずはフラットに尋ねるほうがいいと思います。 また、園での出来事を保護者同士で解決するのもおすすめしません。 仲のいい保護者同士でもトラブルになる例が多くあります。園で起きたことは、まず保育士に確認して、保育士を通して解決することがおすすめです。