地元の食材で新商品開発へ 茨城キリスト教大 茨城・日立の企業とコラボ
地域の魅力の発見や発信につなげるため、茨城キリスト教大(茨城県日立市大みか町)と飛勘水産(同市大和田町)は、地元食材を使った商品開発の連携に関する契約を結んだ。両者はこれまでも特産のサバを使った商品を開発しており、今後も活動を促進させる。 両者は協力し、2022年10月にサバを使った料理を開発して販売活動を行う産学連携プロジェクトを発足させた。同大食物健康科学科の学生が、フレーク状にしたサバをマヨネーズやみそで味付けしてパンで挟んだ「鯖(さば)そぼろバーガー」を考案。同社が調理・商品化し、イベントなどで提供してきた。4月6、7日も日立駅前ヒタチエ特設会場で販売を予定している。 今後は同学科の学生と同社で、地元食材を用いた新たな商品開発を目指す。取り組みは「常陸乃食魅力向上プロジェクト」の名称で展開する。 同大で行われた契約の締結式で、東海林宏司学長は「素晴らしいメニューが開発され、地域のためになる連携活動が続くことを願っている」と話した。同社の飛田佳英社長は「地元の新鮮でおいしい魚を身近に感じてもらう仕組みづくりが必要。学生に教えるだけでなく、自分たちも学ばせてもらいたい」と述べた。
茨城新聞社