看板商品をリブランディング 千秋庵の新商品が誕生
札幌の老舗菓子メーカーがロングセラー商品の「リブランディング」で新たなファンの獲得を狙います。 1930年(昭和5年)の発売以来、道民に広く親しまれてきた千秋庵の「山親爺」。94年後の今年、新商品が誕生しました。それが「ゆきだるま」です。「山親爺」の生地でできた「ゆきだるま型のクッキー」にふわふわのホワイトチョコレートを詰めました。 (千秋庵製菓・中西克彦社長)「粉雪のパウダースノーを連想するくらいチョコレートの中に空気をたくさん含ませてふわふわの食感にしました」 千秋庵は2022年9月、「きのとや」などの北海道コンフェクトグループに入り、看板商品の「ノースマン」をリブランディングしました。新商品「生ノースマン」は行列ができるほどのヒット商品となり、年間120万個を売り上げました。そして「山親爺」もリブランディングを実施。パッケージのリニューアルやCMの再放映を行い、今回の「ゆきだるま」の開発につなげました。 中西社長は「伝統を守る意識が強かったと思うが、現代の客に喜ばれる商品をということでデザインのリニューアルや新商品を投入するようにしている」と話していました。「ゆきだるま」は千秋庵の直営店で5日に発売されます。