乃木坂46奥田いろは 高い歌唱力とピュアで心優しい人柄の注目株がミュージカル初挑戦
乃木坂46奥田いろは(18)が、16日から上演されるミュージカル「ロミオ&ジュリエット」(東京・新国立劇場中劇場ほか)への意気込みを明かした。ミュージカル初挑戦でヒロインのジュリエット役。高い歌唱力と、ピュアで心優しい人柄で人気上昇中の注目株が、日々奮闘している。【横山慧】 【写真】奥田いろは寝起きイメージカット公開 オーディションを経て、ヒロインのジュリエット役をつかみとった。出演が決まった瞬間を振り返り「本当に夢みたいで信じられなかったですし、いろんな感情がグワーッてなって頭が真っ白になりました」と笑った。「誰もが知っている憧れの作品ですし、まさか私がジュリエットになれるなんて思っていなかったです。知れば知るほど、すごい作品で1歩目を踏み出したんだなと重みを感じます」と話した。 約2カ月間、演出家の小池修一郎氏から指導を受けながら稽古に臨んできた。「初めて褒めていただいた時はもう、めちゃくちゃうれしくて。カレンダーに『記念日』って入れました」と明かした。彩吹真央や吉沢梨絵ら経験豊富なキャスト陣が脇を固める。「お稽古場では毎日、いろんなアドバイスをいただいています。本当にゼロの状態で入ったので、色づけてもらっています」と感謝した。 「最近は少しずつ、私なりのジュリエットができてきていると感じます。ジュリエットとは似ている部分もあるんですけど、頭の回転の速さが全く違う。私は冷静に時間をかけて行動するタイプなんですけど、ジュリエットを演じるにあたって、考えることをやめてその場で感じた通りに動けるようになってきました」 乃木坂46では1期生の先輩、生田絵梨花(27)が17年と19年に同作でジュリエットを演じた。奥田は21年末に卒業した生田とグループでは一緒に活動することはなかったが、「実は先日、たまたまお話しする機会があったんです。お会いできたうれしさで興奮して何をしゃべったか忘れてしまったんですけど、出演することはご報告できました!」とうれしそうに告白した。 加入当初から歌唱力の高さで注目されてはいたが、謙虚で愛される人柄もじわじわと浸透してきた。キャプテン梅澤美波(25)からは「乃木坂46を具現化した子」「どこに出しても恥ずかしくない。乃木坂46をいろんな形で広めてくれる子」と太鼓判を押されている。「ちょっと恥ずかしいんですけど、ファンの方は『歌が好き』『優しいところが好き』って言ってくださいます」と照れ笑いした。 YouTubeチャンネル「乃木坂配信中」では1人での路上ライブにも挑戦するなど、ハートも強い。「まだまだ私は頑張れると思うので。『ロミジュリ』でも、乃木坂46の活動でも。歌もダンスももっとうまくできると思うし、悔しい気持ちをバネにして、学んだことを生かしていきたいです」と力を込めた。 「初めて私を見てくださる方とかもいらっしゃると思うので、私が頑張って『乃木坂46やるじゃん』って思っていただきたいですし、乃木坂46のファンの方にもミュージカルの魅力を知っていただきたいです。この作品でたくさん吸収して、ライブや番組に生かしてもっと歌で皆さんの心をつかんでいきたいです」 真っすぐな澄んだ瞳は、ステージで輝きを増していく。 ◆奥田(おくだ)いろは 2005年(平17)8月20日、千葉県生まれ。22年2月加入の5期生。157センチ。血液型A。