『アリス』や『オテサーネク』で知られるストップモーションアニメやシュルレアリスム技法の巨匠。シネフィルWOWOW プラスのnoteでインタビューも公開中

6月14日の21時より、「シネフィルWOWOWプラス」の公式YouTubeにて、ヤンシュヴァンクマイエル氏が手掛けた映画『ファウスト』を2週間限定で無料公開する。 映画『ファウスト』は『アリス』や『オテサーネク』などで知られるチェコスロバキア・プラハ生まれの映像作家ヤン・シュヴァンクマイエル氏がゲーテの代表的な戯曲「ファウスト」を独自に再解釈した作品だ。主人公の男が奇妙な地図に導かれ、悪魔と契約を交わしてしまうことで苛まれる悪夢のような体験を描く。 ヤン・シュヴァンクマイエル氏はストップモーションアニメやシュルレアリスム的な技法を得意とする作家だ。 『ファウスト』は1988年に公開された『アリス』に続く長編作品の第2作。『ファウスト』においては実写の映像とストップモーションアニメが融合した作風になっており、一見荒唐無稽なメタファーや、ドロドロとした粘土が変形し蠢いたり、人形がいびつに動いたりするアプローチが多用されている。 劇中で描かれる悪夢的な経験とヤン・シュヴァンクマイエル氏ならではのベタついた質感、超現実的な表現が見事にマッチしている点が見どころだ。 また、シネフィルWOWOW プラスのnoteでは、『ヤン・シュヴァンクマイエル　ファウスト』のBlu-ray封入ブックレットに収録されたヤン・シュヴァンクマイエル監督へのインタビューが公開されている。本編とあわせて楽しもう。