ライトアップで内部〝見える化〟 8月末まで瑠璃光寺五重塔【山口】
山口市の香山公園にある国宝瑠璃光寺五重塔の檜皮(ひわだ)ぶき屋根改修に伴い設置され、一部透明化された外壁シートが、夜間にライトアップされている。塔内部のさらなる〝見える化〟を図り、70年に1度の貴重な工事期間への立ち合いを後押ししている。 3月に東面シートの高さ13・5㍍、幅5㍍と高さ8・5㍍、幅5㍍の2カ所を透明パネルにしたが、日中は反射して見えづらいとの声を受けて県が実施。木に遮られず、範囲が広い右部分を内部からLED(発光ダイオード)照明で照らした。塔の施工業者がなるべく塔本体に光が集まるように工夫した。事業費は200万円。 県文化振興課によると、屋根や軒先などの構造は塔の真下、塔全体は駐車場から眺めると良いという。山本昌克課長は「少しでも中が見えるよう図った。興味がある方はぜひ、足を運んでほしい」と話している。 8月31日までの毎週土曜午後7時半~10時に行う。荒天の場合は中止。