強盗致傷容疑でベトナム国籍の男2人再逮捕 南会津署
福島県南会津町の住宅に今年5月、複数の男が押し入り、現金などが奪われた事件で、南会津署は27日午前、強盗致傷と住居侵入の疑いで、いずれもベトナム国籍で群馬県藤岡市岡之郷、無職の男(26)、住所不定、無職の男(24)の両容疑者=強盗致傷罪などで起訴=を再逮捕した。 再逮捕容疑は今年5月13日午後11時ごろから同14日午前1時ごろまでの間、南会津町の60代女性方に侵入して就寝中だった女性の両手足を粘着テープで縛り、刃物を突き付けて「殺すぞ」などと脅迫、現金約2万円とネックレス1個(5千円相当)を奪って女性の両手首に軽傷を負わせた疑い。県警によると、26歳男は容疑をおおむね認めていて、24歳男は黙秘しているという。 県警によると、4~5月にかけて、栃木、群馬、山梨の各県の山あいで同様の強盗や強盗致傷事件が発生。福島など4県警が合同捜査班として捜査していた。 26歳男の逮捕は8回目で、24歳男は7回目。 捜査関係者によると、町内などの防犯カメラに2人から押収した車と似た車が写っていた。また、4県それぞれの現場に似た足跡が残されていたほか、押収された26歳男の車内から、南会津町の事件で女性を縛った際に使われたとみられる粘着テープが見つかったという。
福島民友新聞