DeNAのD1位・度会隆輝、初の8番スタメンで15打席ぶりH 早出練習の効果てきめん
(セ・リーグ、DeNA-巨人、4回戦、26日、横浜)開幕からDeNAの1番を務めてきたドラフト1位・度会隆輝外野手(21)=ENEOS=が、8番で打線に名を連ねた。試合前時点で打率・202と落ち込んでおり、三浦監督は「ずっとうまくいくわけじゃない。他球団のマークが厳しくなった中で苦しんでいる状況」とみていた。 【画像】度会隆輝、「パワプロ2024」での能力詳細「総合的な打撃力はルーキーとして最高クラス」 22試合目で初めて下位打線に入った新人は、持ち前の積極性を貫いた。二回の第1打席で戸郷から左前打。1ボールから浮いたフォークボールを逃さず、15打席ぶりにHランプをともし、笑顔で拳を握った。さらに、五回の第2打席では初球を捉えて右前に運んだ。 オープン戦で首位打者に輝き、開幕から2試合連続本塁打と華々しいデビューを飾った。相手の攻めは当然、厳しくなる。白星を挙げられなかった23日からの阪神2連戦(横浜)では、ともに空振り三振に倒れて最後の打者となり、悔しさをにじませていた。 正念場を乗り越えようと、この日は早出練習に参加。鈴木打撃コーチらの指導を仰ぎながら、約1時間バットを振り込んだ。「早い時期に壁にぶち当たった中、もがいている。成長するための一つの過程だと思う」と三浦監督。必死に汗を流し、壁を打ち破る。(鈴木智紘)