リクルートのターゲットは小学生 未来の警察官確保へ小学校でお仕事体験会(島根・松江市)
山陰中央テレビ
警察官の仕事を小学生に知ってもらおうという島根県警のオープンポリスの催しが6月13日松江市で行われました。 県警が続けているこの催し、厳しい現実を打破しようという大きな願いが込められています。 櫃田優果記者: 「きょうのオープンポリスでは白バイに乗るなど、警察のお仕事体験ができます」 警察官の仕事をもっと知ってもらおうと島根県警が定期的に開いているこのオープンポリス。 13日は松江市の生馬小学校から3年生24人が参加しました。 参加者: 「前の車とまりなさい」 鑑識のお仕事コーナーでは、紙についた指紋を砂鉄と磁石を使って採取したり、残された足跡から犯人を見つけだす体験をしました。 児童: 「26って書いてある犯人」 「パトカーとか白バイに乗ったのが楽しかった」 「あんまり知らなかったけど、きょう始めて分かったことがいっぱいあった」 児童たちには好評のオープンポリスの催しですが、例年春先と夏の盆の時期には高校生・大学生・社会人を対象に実施するなど県警には深刻で切実な思いがあります。それは警察官のなり手の確保。警察官採用試験の受験者数はこのところ右肩下がりの減少傾向で、例えば去年は約150人と5年前の半分近くまで減りました。 島根県警察本部警務部・福間宏剛管理官: 「警察官のなり手が少なくなってしまいますと必要なところに必要な警察官を配置出来なくなる可能性がありまして、ひいては治安への影響ですとか…」 島根県警はこうしたオープンポリスの企画などリクルートに繋がる活動を積極的に続けていく事にしていて人材の確保に全力を挙げるとしています
山陰中央テレビ