琉球放送

県内で長期間の「火葬待ち」が発生している現状について県は、4日に行われた県議会一般質問に対する答弁で、火葬場新設などにより2027年には改善されるとの見通しを示しました。 【写真を見る】「12日待ちも」長期間の火葬待ち問題　火葬場が新設される2027年に改善の見込み　県議会で県が見解 県議会9月定例会の一般質問で「沖縄自民党・無所属の会」会派の宮里洋史県議は、「12日間の火葬待ちがある」として、県内の火葬場不足の解決策を質しました。 糸数公保健医療介護部長は、2022年度の県内の死者数が約1万5000人と前年度より1500人ほど増加していることに加え、那覇市の火葬場などが炉の修繕のため、火葬待ちが起きやすい状況だと述べました。 ▽糸数公 保健医療介護部長 「県としては更なる広域利用のため、火葬場を持つ自治体と未整備の自治体との協定締結を促すなど」「円滑に火葬を行うための環境整備に努めてまいります」 また、沖縄市やうるま市で火葬場の新設が予定されていることから、現在1日最大81件の稼働が2027年には30件増える予定で、改善が見込まれるということです。