B'z初出場決定で大騒ぎ!NHK紅白歌合戦「視聴率ワースト」更新がストップしそうな「もう一つの理由」
ファンにとっては、いいクリスマスプレゼントになったようだ。デビュー36年のB'zが大みそかの《NHK紅白歌合戦に初出場》と一斉に報じられ、《NHKにとって悲願》《今年の紅白最大の目玉》などと大騒ぎになっているが、超大物アーティストの初出場で紅白の視聴率下落に歯止めはかかるのか。 【写真】今年の大みそかもテレ朝で3人が「ザワつく!」 「今年後期のNHK朝ドラ『おむすび』の主題歌を歌っていますから、ファンの期待は高まっていたんですが、2019年前期の『なつぞら』の主題歌を手がけながら不出場というスピッツの例もありましたからねえ」(スポーツ紙芸能デスク) ネット上でも《大晦日にB'zの演奏が見られるのはファンとして純粋に嬉しいです》《これで紅白歌合戦への期待値がMAXとなりました》などとボルテージが上がっているが、その一方で《当初のアーティスト発表より、後出しの追加発表で話題を盛り上げようとし過ぎ》《そこまでファンというわけでもない自分からしたらさほど有名でない歌ででてこられてもって感じです》なんて冷ややかな声もチラホラ。 紅白の1部の平均世帯視聴率(関東地区=ビデオリサーチ調べ)は、2019年の34.7%から34.2%→31.5%→31.2%と下落し、昨年はついに29.0%と30%台を割ってしまった。 「時間もお金もかかる紅白の存続そのものが危ぶまれる状況に追い込まれていますからねえ。制作サイドも、やれ西野カナだ、米津玄師だ、玉置浩二だ、B'zだと話題作りに必死。確かに出場歌手のラインナップを見れば、NHKでなければ絶対に実現不可能なほど豪華メンバーが揃っていますし、今年は世情も味方して、視聴率は上向くと思います。これでワースト記録更新に歯止めがかかるでしょう」(在京キー局プロデューサー) B'zなど豪華メンバーもさることながら、物価高や、猛威を振るうインフルエンザなどで“インドア志向”が強まっていることも紅白の追い風になりそうなんだとか。 「今年のクリスマスは自宅で過ごす派が昨年の60%台からから70%台に増えたとか、プレゼントの予算は減ったとか、民間の調査結果を見ても、今年の年末年始はお金もないから自宅でのんびりというインドア志向が強まることは間違いない。インフルが猛威を振るう中、わざわざインバウンドでごった返す繁華街に出かけるのは、テレビをリアタイ視聴しない10代、20代が中心。さすがに30代以上のオトナは《とりあえず自宅でテレビでも》でしょう。新型コロナ渦中の時と似たテレビ回帰、3密を避けるステイホーム現象が広がるはずです」(前出の在京キー局プロデューサー) たぬきの皮算用という気もするが……もっとも民放も大みそか特番を放送するわけで、すべてが紅白に流れるわけじゃないだろうが、全体が底上げされれば数字も上向くという計算らしい。 ◇ ◇ ◇ 紅白の“目玉”と言えば6年ぶり出場の西野カナも窮地を救えるか?……気になる人は関連記事【もっと読む】西野カナの「紅白サプライズ出場」で露呈したNHKの限界…“ラブソングの女王”は窮地を救えるか?…をご覧ください。