【DEEP】ちびさいKYOKA、元祖女王しなしさとこの牙城を崩せず
2023年11月11日(土)東京・後楽園ホールにて『skyticket Presents DEEP 116 IMPACT』が行われた。 【写真】ちびさいの顔面へ容赦なくパウンドを落とすしなし ▼DEEP JEWELS ミクロ級 5分2R 〇しなしさとこ(フリー)43.65kg [判定3-0] ※20-18×3 ×ちびさい KYOKA(SAI-GYM)42.8kg しなしは、柔道全日本選手権ベスト8、サンボ世界選手権で銅メダリスト。2008年に初代DEEP女子フライ級王座を獲得すると、出産、育児を経て2014年に6年ぶりの復帰。2019年12月ににっせーにTKO負けし、2020年8月に王座返上も、2023年2月に復帰し、古林礼名に判定勝利を収めた。46歳。20歳差の44.0kgのミクロ級戦となる。 対するちびさいは柔術ベースで、146cm、42kgの“国内最小最軽量ファイター”。デビューから3連敗も2022年9月にジャカ季美香に判定勝ちで初白星を挙げると、2023年2月の前戦ではこゆきに一本勝ちし、2連勝。9月の上瀬あかり戦では800g体重超過の上瀬にリアネイキドチョークを極められるも、結果は無効試合となっている。26歳。 1R、ともにオーソドックス構え。遠い間合いを取るちびさいに、詰めるしなしは首投げから腕十字狙いも、抜けるちびさいに、しなしは下に。しかしシングルレッグでレッスルアップで立ち上がるしなしは腕十字を狙うが、抜くちびさいがバックマウント狙い。正対してガードになるしなし。 腰を足をかけてフルガードのしなし。上のちびさいは鉄槌も下のしなしも鉄槌。腰を切って外そうとするちびさい。下のしなしはこつこつパンチを突き、下から脇を煽って腕十字を狙う。 2R、左前手を伸ばして詰めるしなしに、回るちびさい。首投げの際で上を取るしなしの鉄槌にちびさいは脇を潜り、スクランブルで上に。ラバーガードのしなしをかわすちびさい。腰に足をあててから下から跳ね上げスイープするしなしがパスガード、サイドからクルスフィックス、アメリカーナ狙い。 両足に挟んで極めさせないちびさいだが、サイドからニーオンで首を押さえ、鉄槌のしなし。ちびさいも脇差し立とうとするが、この際も上はしなし、ちびさいは三角を狙いゴング。 判定は3者20-18のフルマークでしなしが勝利。2月大会に続く2連勝をマークした。
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