松重豊が明かす“心の糧”にしていることに一同仰天「夜10時から1時間だけゲーム」
松重豊が、12月16日に都内で開催された「劇映画 孤独のグルメ」完成披露舞台あいさつに、内田有紀、磯村勇斗、杏、オダギリジョーと共に登壇した。 【写真】パリ風のおしゃれな衣装で登壇した美しい内田有紀、全身ショット ■シリーズ史上最長のサバイバルロードムービー 「劇映画 孤独のグルメ」は、原作・久住昌之氏、作画・谷口ジロー氏によるハードボイルド・グルメ漫画「孤独のグルメ」をドラマ化した“グルメドキュメンタリードラマの金字塔”の劇場版。シーズン10まで続くテレビシリーズで主演を務める松重が、監督・脚本・主演を務め、主人公・井之頭五郎のパリでの奮闘ぶりをパリのグルメと共に描くサバイバルロードムービー。 五郎(松重)は、かつての恋人・小雪の娘、千秋(杏)からとある依頼の連絡があり、飛行機の機内で腹を減らしながらパリへ向かう。パリに到着し、空腹をいつものように見たし、千秋と共に依頼者の祖父の元へ向かう。そこで、千秋の祖父である一郎から、「子供の頃に飲んだスープがもう一度飲みたい。食材を集めて探して欲しい」とお願いされる。わずかな地名をヒントに、五郎も行って食材を探してみることとなる。 登壇した松重は「構想の段階からいうと2年くらい経っているので、本当に長い道のりだなと思いました」と心境を明かし、「素敵な皆さんに共演していただいて、自分の書いたせりふなんですけど、俳優さんが口にすることによって、こんなに豊かなものに変わるんだということを、この仕事をやっていて初めて気づきました」と述懐した。 また、内田が松重の監督姿について「他の現場で松重さんと共演させていただくと、本当に穏やかで優しくて、いつも笑顔で話しやすくて素敵な方で…。そのまんまの監督でした。いろいろ考えなきゃいけないこともおありでしょうから、緊張されていたり、イライラされていたりするのかなって思っていたんですけど、いつも通りの松重さんで、安心して身を委ねられました」と告白。 すると、松重は「シナリオを書いている時から、内田さんにラブレターを書いているような気持ちでした。(オファーの)返事を待つ間は高校生の男の子になったような気持ちで、『そういう気持ちになるんだな』と改めて思いました」と打ち明けた。 ■松重豊の子供のようなルールに会場騒然 そんな中、登壇者が「これがあるから頑張れるという心の糧になるものは?」との質問に答えることに。 内田が「80年代のアイドルの方々が歌っている動画を見たり、昔の映画を見たりすること」、杏が「いろんなところに行って、知らない食べ物を食べること」と回答する中、松重は「夜10時から1時間だけゲームしていいっていうふうに自分で決めていて」とコメント。 内田から「何のゲームですか?」と聞かれると、「『ゼルダの伝説』。1日1時間だけなので、全然進まないんですよ!ゆっくりゆっくり1個ずつ敵を倒していきながら、1年くらいやっている」と語り、一同を驚かせた。 ◆取材・文=原田健