折原くるみ&杉山紀彰が『ラーメン赤猫』の魅力を語り合う 犬派か猫派かの禁断トークも
7月よりTBS系にて放送されているアニメ『ラーメン赤猫』は、「次にくるマンガ大賞 2022」Webマンガ部門第5位を獲得した、「ジャンプ+」(集英社)にて連載中のアンギャマンによる同名コミックが原作。本作は猫が営むラーメン屋「ラーメン赤猫」で働くこととなった主人公の人間・珠子と猫たちとの日常を描いた身体も心も温まるハートフルストーリーとなっている。 【写真を見る】写真左から、折原くるみ、杉山紀彰 今回は人間の社珠子を演じる折原くるみと、接客・レジ・経理担当の猫・佐々木を演じる杉山紀彰のお2人にインタビューを行い、本作の魅力について話を聞いた。 ――『ラーメン赤猫』は「ジャンプ+」でも高い人気を誇っている作品ですが、出演が決まった時の心境を教えてください 杉山「猫たちが営むラーメン屋の物語ということで、まずはすごく題材が面白いなと感じました。僕自身も猫が大好きで3匹飼っているのですごく嬉しかったです。原作を読んでいくうちに、こういう風に面白さを出したいなとか、やりすぎないぐらいで可愛いらしさをだしてみたいな、みたいなことを色々考えました」 折原「オーディションを経て社珠子役に決定したという話を聞いて、決まった時は嬉しさと同時に『ほんとかな?』という驚きがありました。決まってからの数日間は毎朝起きるたびに夢の中にいるかのようなフワフワした気持ちでしたね」 ――折原さんは今回が初めてのメインの役どころなんですよね 折原「そうなんです。不安はもちろんあったんですけど、ワクワクのほうがすごく大きかったですね」 ――杉山さん演じる佐々木、折原さん演じる珠子についての印象と演じる上で意識されていることを教えてください 杉山「佐々木はすごく頭のいいニャンコなんですけど、頭がいいだけじゃなくて、文蔵を始め一緒に働く猫たちのことや社さんのことをすごく大切にしている有能な経営者でもあるんですよ。最初に原作を読ませていただいて、可愛らしい真面目なシーンだけではなく、コミカルなギャグっぽい悪い顔をする佐々木さんが出てくるので、普段から表情を出しやすいくらいのニュアンスで演じたほうがいいと思っていたんですけど、1話を撮った時に人間みたいな形で演じてほしいというディレクションをいただきました。そこからは猫というよりも、一人の青年実業家みたいな感じで演じることを意識しました。ただ、コミカルなシーンに出てくる時はキャラクターっぽく演じる必要があったので、人間とキャラクターっぽさのバランスを常に心がけながら演じましたね」 折原「珠子ちゃんはみんなを引っ張っていくようなキャラクターではないんですけど、どこか私たちにとって身近に感じられる存在なんです。珠子ちゃんが成長していく姿を見て、きっと勇気をもらえる人が多いんじゃないかなって。最初はブラック企業で辛い思いをしたところから始まるんですけど、そこをみんなと関わっていく中で、どう成長を見せられるのかを意識して演じました」 ――本作では猫派か犬派かみたいな話も登場しますが、お2人はどちらが好きですか? 杉山「僕、いつもそういう質問をいただくとこう言うんです、犬に罪は一切ないんですけど、世界一可愛いのは猫です(笑)」 ――(笑)。杉山さんが考える猫の魅力って何でしょう? 杉山「犬は犬で言うことを聞いてくれたりとか、従順な可愛らしさがあると思うんですけど、猫はそうじゃなくて、本当に生きたいように生きていて、飼われているというよりも一緒に生活してあげてるみたいな雰囲気があるんです。仕事をしてる机の上で寝始めたりとかするんですけど、猫からしたらあなたが仕事してるとか関係ないから私はここで寝たいっていう(笑)。そんな自由なところに憧れるというか、すごく可愛らしいなと思います」 折原「私も最初は珠子ちゃんと同じ犬派だったんですけど、今は両方派です。というのも、この前なくなってしまったんですけど、前にワンちゃんを飼っていて、今は猫を飼っているんですが、両方飼ってみたらそれぞれに魅力があるんですよね。犬の従順さと猫のきまぐれさは選べないです(笑)」 ――最後に作品をご覧になる方に向けて、メッセージをお願いします! 杉山「猫たちの営むラーメン屋さんに人間の従業員が加わることになり、猫好きの常連客たちとどんな日常を繰り広げていくのか!可愛くて愉快で心温まる、そんな『ラーメン赤猫』の日常をぜひご覧ください。深夜の飯テロ癒しアニメという中々ないジャンルですよ!」 折原「珠子が『ラーメン赤猫』の仲間とともに成長していく姿に、私自身いつも励まされます。観た後はラーメンが食べたくなると同時に、胸がじんわりとあたたかくなるのを感じます。テレビアニメを通じてこの幸せな気持ちをたくさんの方に届けていきたいです。皆様のご来店心よりお待ちしております!」 取材・文=川崎龍也
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