進まないEV=電気自動車 充電環境の改善が不可欠 充電器を全区画に整備したマンションが登場)
RKB毎日放送
環境の面から世界で注目されるEV=電気自動車。しかし日本でのシェアは1.6%と普及が進んでいません。一体何が足かせになっているのでしょうか。 【写真で見る】進まないEV=電気自動 ■近未来デザインテスラの最新EV4月6日から12日まで、福岡市中央区の大型商業施設マークイズ福岡ももちにお目見えしたのは、テスラが開発した最新のEV=電気自動車「サイバートラック」。大阪、名古屋などに次いで九州では初めてのお披露目です。 RKB小野愛梨リポーター「新型EVはタッチ式でドアが開閉します。車内も広々とした空間を確保できています。さらに大きなタッチパネルもついています。」 ボディはステンレス鋼で、防弾機能も備えた高い耐久性、1回の充電で約550キロ走行可能です。そして、トラックという名の通り、大きな荷台を備えていて、けん引能力は約5トンと「アフリカ象並み」のパワーがあるということです。 価格は約910万円から最上位モデルで1500万円です。 自動車販売会社の業界団体によりますと、去年のEV=電気自動車の国内販売台数は前年比5割増の8万8535台でした。統計が開始された2009年以降で過去最多となっています。 アメリカの「テスラ」と販売台数で世界一を争うのが、中国の大手EVメーカー「BYD」です。去年1月から日本での販売を開始。カーナビやサンルーフが標準装備されたスポーツ多目的用=SUVの「ATTO3」など、去年1年間で1446台を販売しました。国内で販売された乗用車のうち、EVの半数以上は輸入車でした。 日産福岡販売マリノア店小副川宏課長「ガソリン代が高騰している中でランニングコストが抑えられる電気自動車が、今後より一層普及していくのではないかと思っております。」 日本のEV市場で最も売れたのは、日産自動車の「サクラ」です。価格は220万円、軽乗用車のEVという手軽さと国から55万円の補助金が出るというメリットで、去年1年間で3万7100台が販売されました。