華道京展 いけばなの29流派が一堂に会する
京都を拠点に活動するいけばなの流派が一堂に会する「華道京展」が、京都市下京区の大丸京都店で行われています。華道京展は、1950年から毎年開かれていて、75回目の今回は「ときめく気持ち、花めく心」をテーマに29の流派の総勢191人の作品が会場を彩ります。なかでも、京都未生流の家元・松本司さんの作品は、生け花をより身近に感じてほしいと木製のサラダボウルにボケやラナンキュラス、水生植物のシマフトイを生けています。また、専慶流の家元嗣・西阪保則さんは、昇り龍に見立てた古木とランの一種・エビデンを生けていて、古木と生花の対比からいのちの有難さを表現したということです。訪れた人たちは、それぞれの流派の特色あふれる作品の数々を楽しんでいました。華道京展は4月9日まで、大丸京都店で開かれています。