【イベントレポート】「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2024」開催、ミッキー指揮の楽団演奏で幕開け
ウォルト・ディズニー・カンパニーが、2025年から2026年にかけての劇場公開作品や配信作品を発表する「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2024」をシンガポールのマリーナベイ・サンズで開催している。 【画像】「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2024」にサプライズ登場したスティッチ 冒頭ではミッキーが指揮者として登場し、オーケストラによる演奏で会場を大いに盛り上げる。続いてウォルト・ディズニー・カンパニーのアジア・パシフィック・プレジデントであるルーク・カンが登壇し、「映画やテレビ、動画配信サービスを通して視聴者に作品を届けるグローバルかつローカルのクリエイティブスタジオである強みと、愛され続けるブランドやフランチャイズの幅広い魅力を掛け合わせることで、今ディズニーのストーリーテリングはかつてないほど力強いものとなっています」とコメント。そして「SHOGUN 将軍」「一流シェフのファミリーレストラン」などを挙げつつ「ディズニープラスや映画、ゲーム、コンシューマ・プロダクツ、出版、ライブステージ、音楽、そしてテーマパークなどでのお客様の体験1つひとつを通して、日々新しいストーリーとまだ見たことのない世界をお届けすることで、世代を超えて愛され続ける思い出をお客様と一緒に作る存在でありたいと考えています」と展望を明かした。 続けて12月20日公開の「ライオン・キング:ムファサ」を紹介。監督のバリー・ジェンキンスがビデオメッセージで「ムファサは単なるキャラクターではなく、アイコン的な存在ですよね。家族や友情における絆の象徴です。彼によるオリジナルの物語を、ぜひ楽しんでほしい」と呼びかけると、リン=マニュエル・ミランダによる音楽の一部が披露される。そして2025年3月20日公開の「白雪姫」より、主演のレイチェル・ゼグラーが映像で「象徴的なキャラクターを演じるのは夢でした。魅力的な音楽と冒険をお届けできるのが楽しみです」とメッセージを送った。 続いて客席より「リロ&スティッチ」のスティッチがサプライズ登場。観客とハイタッチしながらステージに上がり、MCとダンスするキュートな姿に来場者が感嘆する中、実写版「リロ&スティッチ」が紹介された。加えて「Tron: Ares(原題)」のPR映像が上映され、その壮大さに観客が息をのむ。 20世紀スタジオの作品を紹介するコーナーでは、ヒュー・ジャックマンとラミ・マレックが主演を務める復讐スリラー「The Amateur(原題)」の映像がお披露目されたほか、「アバター」シリーズ第3弾「Avatar: Fire and Ash(原題)」の世界観について明かされる場面も。そしてサーチライト・ピクチャーズが贈る新作として、2025年1月31日公開の「リアル・ペイン~心の旅~」や、ティモシー・シャラメがボブ・ディランを演じた「名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN」のPR映像も披露された。 イベントは、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの作品を紹介するコーナーに移行。63本目の新作として、12月6日公開の「モアナと伝説の海2」の予告編がスクリーンにかけられた。モアナが歌唱する「ビヨンド ~越えてゆこう~」の映像も流れ、その迫力に観客は大きな拍手を贈る。続けてチーフクリエイティブオフィサーのジャレド・ブッシュによるコメント映像が流れ、来年全米公開の新作「Zootopia 2(原題)」について紹介。キャラクターたちのコミカルなやり取りも映像であらわになった。 映画ナタリーでは引き続き「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2024」の模様をレポートする。