◇第95回記念選抜高校野球大会第2日第2試合 大分商―作新学院（11時半開始予定） 高い攻撃力を誇る作新学院と、安定した投手力を中心とした堅い守りが伝統的な大分商の対戦となる。どちらが持ち味を発揮できるかが勝敗を分けそうだ。 作新学院の攻撃は1番・高森風我選手（3年）が鍵を握る。広角に打ち分けるバットコントロールと勝負強さを兼ね備える。昨秋の公式戦で6割近い打率をマークしたようにチームを勢いづけたい。中軸も2年生から4番を経験した斎藤綾介選手（3年）、直球に強い武藤匠海選手（3年）ら経験豊富なパワーヒッターがそろう。 大分商は児玉迅投手（3年）、飯田凜琥（りく）投手（3年）の二枚看板の出来がポイントになる。両右腕とも昨秋の公式戦で防御率0点台と安定感は抜群だ。児玉投手から飯田投手につなぐ「勝利の方程式」で相手打線を最少失点に抑え、犠打を絡めた手堅い攻めで1点ずつ積み重ねていきたい。 両校の甲子園での対戦は1979年のセンバツ以来、44年ぶり。伝統校同士の見応えある攻防に注目が集まる。【浅妻博之】
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