50万円の「よろい風」ランドセルに、海外からも問い合わせ 「防御力高そう」 「私もほしかった」
「買えます」
新たな素材から作るのではなく、すでにランドセルで使っているパーツや端切れを組み合わせ、まったく新しいものを作り出したことで、「もったいないエコ精神」も高く評価されました。 受賞したことについて、岡田さんは「頭でイメージしたものを形にするので精いっぱいで、受賞できるとは思っておらず、知らせを聞いてもピンとこなかった」と驚きます。 もともと「展示用」として作ったもので、6年間の使用を想定した耐久性は兼ね備えていないそうですが、前作の葛飾北斎のランドセルにも「買えないのか?」という問い合わせがあったことから、今回は制作依頼のページを開設。 制作期間は6カ月で、価格も通常のランドセルの6倍する50万円(税込)に設定しましたが、すでに海外からの問い合わせがあったそうです。
「どんなものでも」
ランドセルと甲冑という日本文化の組み合わせ。海外の方はこのランドセルをどう見るのでしょうか。 自ら室町時代の衣装や「甲冑」などを手作りし、「想像する和装の1000倍ぐらいガチ」とXでバズった「インドネシア和装ニキ」こと、rdancho(@RDancho)さんに、この甲冑ランドセルの画像を送って見てもらいました。 開口一番に「このデザインはとてもユニークですね」と驚くrdanchoさん。 「加えて、レザーワークもダイナミックな形状で、とても面白いと思う」と感心します。 このランドセルを見て、日本国内からは「子どもたちへ『勇ましくあれ』という親の願いが込められている」など、背負うことでの効用を期待する声もありましたが、甲冑を日頃から身につけているrdanchoさんは、こう考えます。 「本人が自信を持って身に付けるのであれば、どんな物も、人々に勇気を与えてくれると思います。もちろん、このランドセルも含めて」