山間部の買い物困難な地域 ドローン使い共同物流実証実験 県・町・運輸・食品会社など連携 岩手・岩泉町
岩手めんこいテレビ
山間部のため買い物などが困難な地域でドローンを使い物流を確保する実証実験が1月9日に岩手県岩泉町で行われました。 この実験はドローンを活用して買い物などが困難な地域の利便性を確保するため県が2019年度から岩泉町で行っています。 9日は安家地区の複数世帯に荷物を届けることを想定。 旧安家小中学校に荷物を集約し車での配送が可能なエリアはミニバンで届けます。 一方、山間部で道幅が狭いなど地上からの配送が困難なエリアは専用の箱に詰め替えてドローンで運びました。 ドローンは約4・2km先の松ケ沢公民館に10分ほどで到着。 町の中心部まで車で40分ほどかけて買い物をしているという男性はスムーズな配送に驚いた様子でした。 地元住民 「びっくりした。こういうことがあれば本当に助かる」 県科学・情報政策室 阿部茂科学技術課長 「配送効率の高いものは貨物輸送、そうでないところはドローンという新しい技術を活用するという組み合わせの妙が重要になってくる」 県は2024年度内にドローンを活用した物流支援の実用化にむけたガイドラインを策定する方針です。
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