90歳・草笛光子、主演映画原作者からの手紙に感無量「しがみつきたいくらいです」
女優、草笛光子(90)が20日、東京都内で行われた主演映画「九十歳。何がめでたい」(前田哲監督、6月21日公開)の公開前日舞台あいさつに共演の俳優、唐沢寿明(61)らと登場した。 【写真】発起人として開催した東日本大震災の復興支援チャリティーイベント「GO!GO!ラリーin東北」に参加した唐沢寿明、山口智子 シリーズ累計178万部を記録した直木賞作家、佐藤愛子さん(100)の大ヒット同名エッセーが原作。「老い」や「現代社会」に対する歯に衣(きぬ)着せぬ物言いと独特のユーモアで、人生百年時代といわれる老若男女の共感を得て社会現象になった。 実年齢と同じ役柄に挑んだ草笛は、「とても楽しい映画になっているはずですので、映画館にいらしてください」とアピール。 サプライズで原作者の佐藤さんから「映画の完成おめでとうございます。肺炎になられたと聞いたときは驚きましたが、たちまち回復されて、さすが90歳! まだまだお若いとほっと胸をなでおろした」と温かな手紙をおくられると、「しがみつきたいくらいです」と喜びをにじませた。 この日は主題歌を担当した歌手、木村カエラ(39)も登壇し、「見終わった後心が楽になったんです。情報が多い世の中で、すごくシンプルに生きる方法、もっと心が素直であっていいと教えてくれる素晴らしい映画」と力を込めた。