彼氏の車から降りるとき、ドアを「駐車場の壁」にぶつけてしまいました。少し塗装が剥げてしまったようなのですが、いくら払うべきでしょうか？「大丈夫だよ」と言っていますが、申し訳ない気持ちでいっぱいです…

彼氏との楽しいデート。食事に行くために車を停めた駐車場で、車のドアを開けたら「ドンッ」と壁にぶつけてしまった、というシチュエーションに心当たりがある人もいるのではないでしょうか。彼氏は許してくれたけれど、楽しいデートだったはずなのに大切な車をぶつけてしまって、内心ドキドキしてしまうという事態は起こり得ることです。 このようなとき、どれくらいの修理費がかかるのでしょうか。本記事で解説します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた！ すぐに換えるべき？ 交換時期の目安についても解説

車の塗装が少し剥げた場合の修理費の相場は？

今回のシチュエーションは、車のドアを壁にぶつけてしまった、ということになりますので、車の傷は以下の2パターンが想定されます。 1.ドアの縁の塗装が少し剥げた 2.ドアの一部にカードサイズくらいの傷とへこみができた 大前提として、この傷を板金修理に出すということで想定した場合、いずれの傷についても軽微な修理が必要となります。 一般的な乗用車をディーラーで修理をする場合、日産自動車であれば「クイックプロペイント（簡易修理）」で部分補修をすることになります。費用は、ドアの場合は3万4100円～3万9600円くらいになります（パール塗装などは追加で7700円）。 ですが、1のようなケースの場合は板金塗装に出すのではなく、自身で補修をするケースが多いと思われます。そのような場合は、ディーラーやカー用品店で販売されている「タッチアップペン」という、車の塗装と同じ色のマニキュアのような塗料を購入し塗装が剥げた箇所にチョンと塗ることになります。タッチアップペンの価格は車の色によって若干変わるものの、おおむね1000円程度で購入することができます。 とは言え、どの修理をするかは車の所有者の判断になりますので「タッチアップペンで塗れば大丈夫そうだね」ということは言わない方が無難でしょう。

彼氏にどうやってお金を渡すべき？ 断られたら？

彼氏が「気にしないで」と言ってはいるものの、自分の気持ちが収まらない場合は、修理費用を渡した方が今後のお付き合いをしていく中でもお互いにわだかまりを残さずに済むでしょう。 とは言っても本当に軽微な傷の場合は、車の所有者の方がかえって申し訳ない気持ちになってしまう可能性もありますので、渡し方も一工夫する必要があるでしょう。 例えば、修理費が明確に分かる場合は次回のデートの際などにその金額を直接渡す、という方法もあります。ただ、あまりにも露骨になってしまうと感じるのであれば、そのデートにかかる費用を全額出すなどするとスマートかもしれません。もしくは、修理費用と同額以内でプレゼントを渡す、というのも一つの方法です。 直接お金を渡す、デート費用を出す、サプライズプレゼントを渡す、といった選択肢がありますが、相手がどのような人かによって手段を選んだ方がいいでしょう。 あくまでも修理費がどれくらいかかるのか、というのを聞いたうえで、確認することが大切です。

車は大切な資産、ぶつけないように気をつけよう

人にもよりますが、ドライバーのなかには車を非常に大切にしている人もいます。ちょっとドアを壁にぶつけただけでも、本当に気になる人もいれば、全く気にしない人もいますので、車に対する価値観はそれぞれ違う、ということは気に留めておかなければなりません。 それ以上に、ぶつけてしまわないように、ドアを開ける際は手を壁とドアの間にはさんだり、「壁にぶつけたくないから」とドアの開閉をアシストしてもらうように頼んだりするなど、気にかけることも大切と言えるでしょう。 出典 日産自動車株式会社 クイックプロペイント 執筆者：宇野源一 AFP